本年度、【株式会社エフピコ】様の環境基金の助成をいただき、「食と農で人と人をつなぐ、実践型食育・農業事業」を実施します。

富士町で畑を貸していただき、さつま芋やピーナッツを育てます。収穫物は支援団体を通して必要とする方々に提供する予定です。

ただ、山間地で農業をするには様々な苦労が伴います。除草や防獣・防鳥対策は勿論、天候次第では、水にも気を付ける必要があります。

その他にも、これまで生産者の方々とのかかわりの中で、中山間地が抱える悩みの一つに高齢化や過疎化があり、人手、更には賑わいが少なくなってきているとお聞きしています。
また、田畑の耕作放棄地が増えた結果、地域の景観や獣害の増加や保水機能の低下など環境面での影響も大きくなっています。

本事業は単に食品の供給源を開拓することだけを目的としません。生産の現場の大変さを実感し、食品を大切にする心を再認識してもらいたいのです。農家の収穫後の「終い」作業や、収穫のお手伝いを通して「食品ロスの削減」と「食育」を消費側からだけでなく、生産側からも学ぶ機会としたいと考えています。

 

一年間の長丁場ですが、ぜひ皆様ご協力をいただき「食と農」をつなぐ食育と、「山と街」をつなぐ地域コミュニティ活性化のめざしてまいります。

私たちだけでは到底無理ですので、指導いただく農業者の方や企業、食支援団体の皆さんのご協力をいただきやり遂げたいと考えています。

どうぞよろしくお願いいたします。